2020年9月8日にヤンマーフィールド長居で行われました大阪スポーツ祭典のレポートです。今回,5000mと1500mの2種目に出場しました。
大会運営について
今回は陸連の体調管理表・症状チェック表を提出し,さらに体温を入場口で測ってから入場するスタイルでした。
運営の方々は,外気温33℃に達する中,フェイスシールドの着用など,運営に注意を払われていたのを感じました。逆にこちら側が熱中症の心配をするほどでしたが...運営本当にありがとうございました。
結果
#大阪スポーツ祭典
— Yuki. (@marathon_yuki) 2020年9月6日
5000m 17’56”(PB)
(3’33”-3’35”-3’36”-3’39”-3’33”)
1500m 4’55”4(PB)
(77”5-81”1-79”5-57”3)
5000mで初の17分台!炎天下でこの記録を出せたのは紛れもなくラン友さんのお陰✨
1500では雨の中で自己ベスト。こちらも嬉しい😆
課題は山積ですが,これからも日々精進していきます! pic.twitter.com/RcBeuFhngv
従来の記録
5000m:18'12"9 (2020/8/19@ベイコム陸上競技場 練習にて)
1500m:4'56"8 (2020/9/2@ベイコム陸上競技場 練習にて)
でしたので,5000mでは15秒以上,1500mは1秒ほど自己ベストを更新することができました。
*追記:(2020/9/10) 1500mの正式記録は4'55"9と発表されていました。
しかも従来の自己ベストは両方とも夜でしたので,今回高い気温,5000mでは日差しが照りつける中,1500mでは悪天候の中で更新できたことは自分にとって自信になるものなのかなと感じました。
レース前
今回はお昼のレースで5000m→2時間後に1500mでした。
当初12時半ごろのスタート予定でしたので
朝:トースト,プロテイン(ザバス・バニラ)入り牛乳,どら焼き,オレンジジュース
11時半ごろ(5000m開始前):アミノバイタル(青)
5000m終了後:プロテイン(ザバス・バニラ),アミノバイタル(青)1本
を摂取しました。
ところが,競技が全体で1時間半ほど遅れてしまい,5000m競技開始が13時50分ごろでしたので,お腹グーグーでした。
装備
- シューズ(DESCENTE GENTEN-EL) 5000mも1500mも同じシューズでした
- 脹脛 サポーター (CW-X)
- ショートタイツ(2XU)
- シングレット(adidas黒, 5000m時),Tシャツ(adidas白, 1500m時)
- ソックス(Tabio)
- キャップ(FEELCAP)
- サングラス(メーカー不明)
一応,陸連規定の25mmを意識し,スパイクは自分には早いかなと思い,以前10,000円ほどで購入したカーボン入りのDESCENTE GENTEN-ELで走りました。
adizero takumi sen 5と迷ったのですが,練習で2足を比較した時に,GENTEN-ELの方が負荷は高いですが,確実に走りやすさがあったこと,5000mと1500mなら脚も持つだろうと判断し,このギアを選びました。
レース
5000m
コンディションは台風10号の影響もあり,雲が多く,時折晴れ間が覗くといった感じでしたが,何より風が強く,それがレースの中で影響しないかが気がかりでした。
また,もう一つ気がかりなことがあり,それは左膝の状態でした。前の週の10kmの大会から左膝がランナー膝(腸脛靭帯炎)のような症状があり,違和感が若干ありました。実際アップをした際に動きにくい感じがあり,流した時も「走れるかなぁ」といった不安感がありました。念のため痛み止めとしてロキソニンも用意しましたが,なんとかなるかなと思い,使用することはありませんでした。
今回,申告タイム順ではなかったため,どのランナーがどれくらいの実力かがほとんどわかりませんでした。ただし,ラン友さんが2人出ておられたことでどのあたり位置を取るかは大体決めていました。また目標が18分切りでしたので作戦としては
- 1周(400m)を85, 86秒で回って,粘る
つもりでいました。
●〜3000m (3’33”-3’35”-3’36”)
スタート時は曇っていて暑さは感じましたが,これならなんとかといった状況でした。スタートしてまずインコースを取るために少し力を使いました。結果,ごちゃつくことなくインコースが取れたので,良い判断だったと思います。最初の400mが83秒と少し速く,ラン友(Tさん)を先頭に4人の集団からやや離れての5番手あたりに位置。少し後ろにもう一人のラン友さん(Hさん)という形。私はしばらく単独走の状態だったようです。全然気づいてませんでした。
最初の400を83秒で入ってからは,安定して86から87秒あたりで気持ちよく,飛ばしていきます。
●3000m〜4000m (3’39”)
やはりここが正念場。ペースが落ち,6番手に下がってきたこのあたりから晴れ間が出てきて,場内アナウンスで33℃あることを知ります。このあたりから息が大分上がっていました。ここで垂れてきたのを,ラン友(Hさん)に追い抜かれます。私よりも格上のランナーさんなので,やっぱり上がってきたなと思いつつ,無理をせず追わずマイペースで粘ろうと思っていました。
ただこのあたりは,フォームも無茶苦茶で腕の振りが卓球のラケットを振る感じになっていたようです*1。
●4000m〜5000m (3’33”)
日が出てきて,肺に酸素が全然入ってこない感覚でこのあたりはとにかく苦しかったです。このあたりは,6, 7番手(?)争いをTさんと抜きつ抜かれつの展開。Hさんとは大分離れていました。
記録の方は最後の4600mを過ぎた時にラスト86秒ほどで回れば18分が切れそうだったので必死でした。その後はTさんに千切られてしまいましたが,おかげで私も最後追い込みで意地のラストスパートを掛けることができました。その時には膝の痛みは全く感じず,無我夢中で前を追っていました。
そして...なんとか手元の時計で17'58"でゴール。これはいったでしょという確信の中,レースは終了しました。で,蓋を開けてみたら17'56"という正式結果。測定に関しては,怪しいところもあるのですが...
密かにこの夏目標にしていた18分切りを達成することができました!
1500m
こちらの方は,台風の影響もあってか直前に大雨。シューズもグショグショになるコンディションでした。膝の違和感は依然気になりますが,5000mと同じ状況でしたので,多分大丈夫だろうということで,そのまま出場。
2時間前に5000mを走り,2時間あれば回復するのではと思い,入りの400mを75, 6秒あたりで想定していたのですが,思いの外腿が疲労していて,全然上げられませんでしたし,400-800mはそこそこ余裕がありましたが,逆に中だるみがひどかったので,次は80秒以内にまとめたいと思いました。
後半はペースを上げていくことができ,終われば自己ベストと結果は出ましたが,レースの運び方が下手だなと思いました。
内省
今回の改善すべきところ
- 冷静になること(5000m)
- 積極的になること(1500m)
今回感じたことは,同じトラック種目でも5000mと1500mでは,頭の使い方が変わってくるのかなと思います。
5000mはラン友さんも仰っていましたが,冷静にレースを運ぶ必要があるようです。今回は結果オーライとなりましたが,ラップを取る余裕がないほどがむしゃらになっていました。周りを見る余裕というのは以前の反省とも一致するので,経験から学んでいかなければと思いました。
対照的に1500mの方では,積極性に欠けた部分があります。最後上げる余裕があったので,中盤をイーブンで押していけるようになれば,まだまだ記録は伸びそうな感じがします。練習を積み重ねることで,慣れていきたいところです。
今回の良かったところ
- 暑い中で結果を出せた(5000m)
- 粘り込みができた(5000m)
今回,5000mは結果的に32〜33℃というコンディションでした。この暑い時期でこれだけ出せれば,まだまだ伸びそうな予感がします。年内に17分半切りを目標に練習を重ねていきたいと思います。また,今回は3000mから4000mが本当に苦しかったですが,思いの外粘ることができ,自分でも驚いています。ですが,これに満足せぬよう更に練習を頑張りたいです。
そして,今回はトラック競技を楽しむことができました。マラソントレーニングにおいてもこうしたトラックレースに出ることで,自分の現在の立ち位置がわかるだけでなく,マラソンとは違う駆け引きといったものを,少しですが肌で感じることができ,トラックも良いなと思ったものです。また,引っ張り合うことで生まれる自分一人だけでは生み出せない力を感じることができました。2人のラン友さん*2に感謝。そして,レースってやはり楽しい。終わった後の3人での振り返りも有意義な時間となりました。
ということで,夏のレースはこれにて終了です。膝の違和感はレースの際にはなくなっていましたが,終わってからやはりじんわり痛むので,回復に努める必要がありそうです。次のレースは10月までありませんので,まずは膝の痛みを取り,マラソンモードにシフトしながら,ワークアウトを重ねたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!