2019年11月24日に参戦したつくばマラソンの回顧録です。
令和が始まるまではマラソン大会出場の際にも全然練習せず,練習内容もゆるゆるのダメダメランナーだった自分が,2019年5月から本格的にトレーニングを始めて,6ヶ月後の記録となります。
文脈
つくばマラソン2019の前走は北海道マラソン2019(2019年8月)でした。
そこでネットタイムで3時間54分と初めてのサブ4を達成します。
(トイレ休憩はありましたが)初めて歩かずにゴールできたことで自信をつけ,トレーニングにもより身が入るようになりました。
続く10月の淡路国生みマラソン(ハーフ)では,前の記録を12分更新する1時間27分台でのゴール。さらにその約1ヶ月後の赤穂シティマラソンでは,その記録を3分更新する1時間23分台と,ハーフマラソンを1km4分ペースで走れるようになるまで成長します。
ちなみに練習内容は,1日に10kmくらいの起伏走がメイン(ペースは4'40〜5'00/kmくらい)で,5月から内容を大きく変えてはいません(ただし一回のランニングのペースは季節的に走りやすいこともあり1kmあたり15秒から30秒くらい速くなっています)。
違いを挙げるとすると,
- 30kmのロング走を10月と11月に1回ずつ入れたことと
- ポイント練習を11月に2回ほど1km×5のインターバル(設定3'40/km, r=200m)を試しに取り入れたこと(それまではポイント練習を一切行っていませんでした)
- ウインドスプリント(流し)を練習終わりに入れるようにしたこと
そんなところでしょうか。9月〜11月の月間走行距離は大体250km程度で,怪我もなく順調に準備を進めることができました。
前日
スカイマークで神戸空港から茨城空港へ*1。神戸空港自体は小規模なのですが,茨城空港へ向かう便があるのはありがたいですね。
茨城空港からつくばへはバスで向かいます。
つくばについたのが12時ほどでしたが,翌日が雨予報ということで,雨対策としてポンチョと防水スプレーを調達します。そこからカーボローディングしたいなということで,昼からラーメンを2軒はしごしました*2。
その後,頭痛が酷かったので,特に観光などはせず,仕事関係で資料を作って時間を潰し,夜はまたしてもラーメンをいただくことにしました。無類のラーメン好きなんですよ,私。
このままではラーメンログで終わってしまいそうなので,マラソン準備に話を戻すと,ラーメンを食べた後,お宿が3kmほど離れたところでしたので,そこまで歩くことにしました。結局前日だけで3万歩近く歩きましたが,運動代わりとしてこれはこれで前日の準備としては良かったのではないかなと思っています。
かなり移動で疲れていたので,お宿に着いて装備の準備をしてすぐに眠ることができました。
装備
- シューズ(adizero Japan 4)
- 脹脛 サポーター (CW-X)
- ハーフパンツ(ユニクロ)
- ソックス(TABIO)
- キャップ(白,ミズノ)
- サングラス(メーカー不明)
- エネルギージェル(Mag-on)3個 (うち一つはカフェイン 多めのもの)
- 芍薬甘草湯 (ツムラ,攣り防止用)
- Tシャツ(北海道マラソン2019の参加賞)
ほとんど前走の北海道マラソンから変わっていません。
結果
前走の北海道マラソンではネットタイムで3時間54分でしたが...
#つくばマラソン ネットタイムでサブ3.25達成 & PB40分更新できました!グロスはあともう少しでした…!全体的にラストまで楽しいレースで,雨が降りしきる中でも,声援で頑張りました。次は,サブ3を目指して更に精進していきます!レース前の沢山の「いいね」ありがとうございました👍 pic.twitter.com/02zt3oA86J
— Yuki. (Next: 12/6 赤穂義士マラソン Full) (@marathon_yuki) 2019年11月24日
ネットタイムでは,3時間13分台でゴールできました!3ヶ月で40分の記録更新。
レース前
目標タイムの話がちらほら聞こえていましたが,サブ3だのサブエガだの,自分には次元の違う話だなぁと思いながら,準備をします。スタート時の目標は3時間半から3時間20分としていました。
道中
スタート時は雨,それも土砂降り。また,予想以上に混雑していたのとスタート位置がわからなかったため,混乱しながらなんとか5分前には到着。後方からのスタートだったので,70秒ほど経ってスタート地点を通過。
それにしてもやまない雨だなと思いながら,やるしかない!という気持ちでスタートしました。
スタートブロックが第3ウェーブで,私はEブロックでした。大体サブ4付近のランナーが集まるブロックでしょうか。というのも,申し込みがその年の7月7日だったのと,申し込みをした当時の自分の持ちタイムが,サブ4.5だったため,予想を全く立てることができませんでした。結局そのブロックだと,最初はゆったりのペースになり2km地点までは詰まりに詰まり,全くペースを上げることができず,最初の1kmは5'27,次の1kmは4'53もかかってしまいます。
2km過ぎた頃からガンガン抜いていく一方で混雑は解消され,2km-3kmは4'44まで上げることができました。このあたりはウォームアップということで割り切りましたが,それが結果的には良かったのかもしれません。
混雑ゾーンを抜けると,そこからは周りのことは考えず,自分のことに一点集中できました。計画としては,4'45-4'40で走る予定にしていました。上記の通り,普段練習で「起伏ありの」avg. 4'40で走っていますと,つくばの平坦なコースは非常に楽に感じられました。練習自体は毎回しんどかったんですけどね。
15kmを過ぎたあたりからはリズムが良く,垂れる心配がなさそうだったので,4'40を切るペースで様子を見ました。道中はほとんど抜かれることがなく,むしろガンガン前を抜いていくことになったので,気持ち的にはとても楽でしたし,呼吸も乱れていなかったように思います。気がついたら雨も半分過ぎたところではすでに止んでいました。
その後,30kmまで4'35付近で我慢し,体の調子をみました。
30kmが正念場ということが頭にあったので,そこで体の状態を見てどう戦略を立てるかを事前に考えていました。30kmを超えて,雨の影響で足の皮膚がふやけて痛くなってきたこと,また両太腿には張りが,脹脛は上げすぎると攣そうな感覚がありましたが,呼吸は乱れていなかったので,何とかなるだろうと,ペースを上げる方針に切り替えました。
個人的に一番しんどかったのは,36kmあたりにある陸橋でした。つくばマラソンは比較的平坦なコースなのですが,終盤のこの地味に続く坂は辛かったです。脹脛が攣るか攣らないか,油断していると攣そうだったので,この上りは冷や冷やものでした。
筑波大学に戻ってからの2kmほどはもうオマケの感覚でした。ペースをサブ3ペースくらいまで上げて,どこまで記録を伸ばせるか,その1点に集中していました。後から写真を見ると筑波大学の構内は非常に美しかったのですが,全くその景色を見る余裕はなく...ただ,カメラマンがいるところは意識的にしんどい姿を見せないようにはしていました(笑)
最終的には,一度もトイレでストップすることもなく,初めて「完走」と言える走りをすることができました。記録については,いきなり3時間15分を切れるとは思っていなかったので,正直驚きという感想しかなかったです。
つくばマラソンから学んだこと
この大会を通じてレベルの高いランナーさんと接点を持てたのは今振り返ると,その後の練習において大いに刺激になったと思います。わずかな時間でしたが,今まで他のランナーさんとの関わりをほとんど持てていなかった私は同時に,今のままではダメだと思うようになり,ポイント練習の入れ方を独学で勉強するようになりました。
そして,この3時間15分切りをネット記録で達成できたことから,サブ3を本格的に狙いにいきたいと思うようになり,2019年度内で達成することを目標に掲げるようになりました。
To be continued...(次回は12月加古川マラソン2019編です。)