マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】奈良・平城宮跡歴史公園トライアルマラソン 〜カーブに屈す〜

2020年12月19日に奈良・平城宮跡歴史公園で行われました,奈良・平城宮跡歴史公園トライアルマラソンのレポートです。フルマラソンは2週前の赤穂義士ラソンぶりというハードスケジュール,筆者は「トライアルマラソンのメダルが欲しかった」と出場動機を語っています。

www.marathon-tojisya.com

 

 

コース特徴

 

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参考:https://trial-marathon-series.com/2020/wp-content/uploads/2020/11/coursemap_nara.jpg

2.5kmを17周するコースで,カーブの連続です。90°曲がるところもあれば,折り返すところもあり,また,不整地に細かなアップダウン,これは地図で見るよりも遥かに強敵でした。

レース前

前回の赤穂義士ラソンでは,脚攣りで大幅にペースダウンをしてしまったために,この攣り対策をどうするかを考えました。そこで大会4日前からウォーターローディングを実施し直前の対策で飲むものを変えました。

 

食事については,

前日朝:パン・プロテイン入り牛乳

前日昼:かき揚げうどん(大盛り)

前日夜:パスタ(カルボナーラ),砂肝の炒め物

 

前回の赤穂義士では眠れなかったので,入眠を早くしてお風呂に入るタイミングもいつもよりも早くし,7時間程度眠ることができました。

 

目覚めもすっきりで,状態の良さを感じることができました。

当日朝(レース5時間前):パン,オレンジジュース,プロテイン(ザバスエンデュランス )入り牛乳

直前(1時間〜30分前):Maurten(Drink Mix 320)・速攻元気(meiji)・amino vital(Super Sports) ・Mag-on (顆粒タイプ)・OS-1

赤色の部分が変えた部分です。Mag-onについては,私の行きつけのショップの店員さんからのおすすめで試してみました。

装備

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寒さ対策が必要となりました
  • シューズ(HOKA ONE ONE RocketX)
  • コンプレッションタイツ(2XU)
  • 上ウェア(adidas)
  • カーフ(CW-X)
  • アーム(CW-X)
  • キャップ(FEELCAP)
  • ソックス(Functionalfit)
  • グローブ(NIKE)
  • サングラス(メーカー不明)

メーカーにはそこまでこだわりがありません。できれば安いものが買いたいが,もちろん品質が良いものを買いたい,それだけの話です。

スタート時の気温は5℃で,曇り。風が強い予報でしたので,アームやグローブがあってちょうど良いかなといった気候でした。

レース

結果を載せておきます。

私のトライアルマラソン実質3kmで終わってしまいました。ツイートの通り,左脚を捻ってしまい,痛みで動けなくなってしまいました。DNFは初めてでしたので,しばらくは呆然としていました。

内省

右脚にシンスプリントを抱えて走っていました。

赤穂義士ラソンの時も同じ状況だったので,行けるだろうと慢心していました。ところで,シンスプリントは走り始めがどうしても痛むために,温まるまで力を入れて走るのが辛いです。ですので,右に負荷がかからないように,左で庇うように走っていました。コースは基本的に左回りになるため,余計に左側に負担がかかるようになっていました。

また前兆として,1周目の時に,90°に曲がるところで1秒でも早く曲がりたいという想いがあって,ショートカットになるようグイっと曲がったのですが(表現が拙くて申し訳ありません),そこで左脚の甲に何かで思い切り押し潰されるような重みがかかり,痛くはないものの,負荷がかかっているなというのは感じました。

1周目を走った後に,前述のようにコーナリングが厳しいこと,不整地やアップダウンが思いの外あったために,これは少しでもコーナリングでスピードを落とさないようにしないと後々記録の面でしんどいことになりそうと思い,足首を使うようなコーナリングになってしまいました。その結果,2周目3km地点での不整地(砂)の部分でのコーナリングの際に,脚を取られてしまい,転けるところまではいきませんでしたが,グネっとなるような着地になってしまい,そこで痛みが走ってしまいました。

そこからは,なんとかして立て直そうと思ったのですが,3周目が終わっても回復する見込みがなく,最後の方はキロ5で走るのが精一杯でしたので,今後のことも考えてこれ以上頑張っても意味ないだろうと思い,途中棄権を選びました。

正直,今回はコロナ禍で特殊な設定でしたので,同じコースを走る可能性はあっても,このコースを16, 17周するということは今後恐らくないでしょうが,マラソンは甘くないということを改めて感じました。また,トライアルマラソン独自のメダルがもらえなかったのは残念です。

しかし,途中棄権後は,一緒に走ったラン友さんの応援に回ったりして,その走りに元気をもらうなどしました。レースが早く終わった分,ランナーさんの頑張っているのを見届けることができました。見る方も楽しいですね。また左脚についても特に異常がありませんでしたので,少しホッとしています。

思わぬ形で2020年最後のフルマラソンが終わってしまいましたが,今シーズンが終わったわけではないので,休養期間だと思って,左脚だけでなく,右脚のシンスプリントを治した上で2021年を良い形で迎えるようにしたいです。

なお,今回は出場したくても出られなかった方もいらっしゃるので,マラソンを開催していただけただけで感謝しています。悔しい結果ではありますが,今後の発奮材料になるマラソン大会になりました。

ということで,今日は短いまとめとなりましたが,次フルマラソンの大会記録を書く時はより厚みのあるものを書きたいものです。