2021年6月6日(日)に兵庫県三木市は三木総合防災公園で行われました、第10回記念三木総合防災公園クロスカントリーのレースレポートです。2021年度のレースとしては最初のレースとなります。
まずはじめに、今回兵庫県では緊急事態宣言下ではありましたが、万全の感染対策で大会を開催していただいた関係者の皆さまに御礼を申し上げます。
コース特徴
*大会参加申し込み時に郵送されたパンフレットより、参考程度です。
10kmの部に出場しましたので、5kmの周回コースを2周でした。
あまりネタバレになってもいけませんが、今回の主なポイントとしては
前々日に雨が降っており、その影響が残っている感じでした。競馬でいう馬場コンディションで言えばやや重といったところでしょうか。滑りやすかったために難儀しました。
給水は周回が終わるくらいのところで1箇所ありました。
レース前日まで
5月から5000m〜10000m(10km)の対策として、『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』に基づいた練習(Phase 2)をしていました。
Phase 2では、Repetitionsがポイント練習のメインに据えられていて、ランニングエコノミーの改善、スピードアップに努めていました。それ以外では、Threshold(閾値)ペースでの練習、 週1回は20km以上走る練習を入れていました。月間走行距離で言えば、60後半から80kmくらいでしょうか。前日は10kmほどのビルドアップを行い、流しで大きな動きを確認するといった感じで、レースのための調整は行いませんでした。
故障はほぼない感じでしたが、5月の真ん中ごろから右脚にシンスプリントの兆候があったため、追い込みすぎない、必要があれば距離を落とすことは念頭に置いていました(現在では回復)。
レース前
前日は、あまり眠ることができませんでした。5時間くらいでしょうか。いつもは6時間は寝るようにはしているので、起きたときは多少眠気が残る感じでした。体調自体はそれ以外は完璧でした。
前日の夜の食事はパスタとグリーンサラダ*1、朝の食事は菓子パンとオレンジジュースを摂りました。
レース直前は仕事の電話がレースの1時間前にはかかってくることになっていたのですが、待てども待てども電話はかかってこず、痺れを切らして、先方に断りを入れて軽く流し(100*3)を入れ、芝生コースの様子を確認しました。少し湿っているかなのはわかりましたが、コース全体を見ることができず、またレース前ギリギリの行動となってしまい、ほとんどアップはできませんでした。
装備
- シューズ(HOKA ONE ONE RocketX)
- コンプレッションタイツ(2XU)
- 上ウェア(Adidas ノースリーブタイプ)
- コンプレッションソックス(2XU)
- キャップ(FEELCAP)
- 塩熱サプリ (ミドリ安全)
熱中症対策でポケットに塩熱サプリを何錠か入れて走りました。
スタート
コンディションは、曇り、しかし時折晴れ間がさす中で、日差しが出たままであると、厳しいコンディションだろうなと感じていました。
☆スタートから5km
5km: 20'36" (3'43"-4'05"-4'13"-4'13"-4'22") *2
スタートしてからは、様子見だったのですが、何せ下見がほとんどできていないため、どのコースを走るかわからず。最初の300mくらいはキロ4位だったのですが、周りも牽制しており、押し出されるように先頭に立っていました。すぐに抜かれましたが。
最初の1kmは下り基調であるため3'45"程度で入りたいなと思っていました。で大体予定通り。位置としては、5番手で前を見ながら無理にはついていかないようにしました。何せこの後どんなコースか全く想像できていなかったもので....
1km〜2kmの部分で、早速難しいポイントが登場。ここでは、下りの階段があるのですが、上記のペース & 高度グラフで見えるように、ペースが極端に落ちている部分があります。ここは雨の影響でぬかるんでおり、飛ばすには危険に感じられました。怪我のリスクもあり、1段ずつ慎重に降りることとなり、ここで一旦6番手に下がりました。その後、1.5kmほどのところで、坂があるのですが、ここで5番手に上がり、一人抜いたことで調子が出てきました。とはいえ、この時点、前3人あたりとは20秒は離されているような状況でしたので、スピード的には相手は格上かなと思い、無理をしないことにしました。
2km〜3kmの部分では、急斜面の坂を登るのですが、ここで1名下がってきたので、4番手に上がりました。上記の画像で言えば2.5kmから3kmにかけての坂が今回一番の急斜面だったのですが、私は日頃の練習でこの程度の坂は経験済みでしたので、いつもの練習と思い、登っていました。普段の練習からすれば、一瞬で上りは終わるので、苦ではありませんでした。
3kmから4kmは階段を上ったり、急激に下ったりするのですが、2回ほどコースがわからなくなる場面があり、減速する場面がありました。これは精神的ストレスとなりましたが、勿体なかったです。直後に5位のランナーさんがいることがわかっていたので、ここで詰められると相手も元気が出るかなと思ったので、できるだけ突き放しつつ、前が辛うじて見えていたので、差を詰めたいと考え、この辺りは気持ち頑張る区間にしていました。
4kmから5kmにかけては、元のスタート地点に戻ってくるところで、芝生のゾーンがあります。ここで芝生ゾーンが面白く、「すっごい滑るよ!」状態になっていました。うまく走ることができなかったのですが、人が通ったところがある程度泥が露出している状態で、そこを避けて走ると、芝生が覆っているために速度は出ないのですが、滑らずに走れることに気がつきました。それで問題は解決。リズムを崩しかけましたが、冷静に捌くことができました。
☆5kmからゴール
ゴール: 41'53" (3'54"-4'23"-4'22"-4'22"-4'16") [5kmラップ 21'17"]
2周目は、4〜5kmにかけて5番手のランナーさんを突き放したためにこの時点で一杯になりかけていました。そのダメージの影響か、手先が痺れるような感覚で、給水をとることに失敗しました。今回はこのミスも痛かったです。痺れるような感覚があったので、一度、口に何かを入れて落ち着かせようと、ポケットに入れていた塩熱サプリを口に入れました。すると、痺れも取れ、落ち着くことができました。
2周目に入っているため、同じコースでも位置取りと、余力とを考えて、力を使う場面、抜く場面を考えて、残りを逆算していました。とは言え、日差しもあって思うように力が出なくなってきているのもあり、粘れるかな?と不安な気持ちでした。幸い、後ろは完全にいなくなったので、4位以上は間違いないという確信はありました。
前の方は、大分差がついてしまいましたが、前はなんとか見える状況。諦めずに強みの上りで巻き返したいなと狙っていましたが、、、全く及ばず、スピードの差が違いましたね。
結局、特にドラマらしいドラマはなく、4位のままフィニッシュ。前とは1分近く離されていたようでした。
三木総合防災公園クロスカントリー大会 41’53” (10km 男子の部 4位)
— Yuki. (@marathon_yuki) 2021年6月6日
暑い中で粘っての入賞でした😊が、3位の方とは大分離されてしまい、上位争いをするにはまだまだのようです。
アップダウンだけでなく、不整地や泥濘のトリッキーな感じが楽しかった😄
主催者さま、運営ありがとうございました! pic.twitter.com/kjebrxpP4A
全体の内省
- (やろうと思えばできたので)下見はきちんとするべきだった
- ミスをしても、冷静にレースを組み立てることはできていた
写真やコース図で傾斜のイメージはできていましたが、階段のぬかるみや芝生の滑り具合は想定できていなかったので、出たとこ勝負となってしまいました。たとえ、下見をしたとしても順位が変わるところまで勝負はできなくても、もう少し良い記録は出せただろうと思います。レース前でゴタゴタがあって苛立っていたのもあり、そこが勿体なかったなと思います。
一方で、ミスをしても、場に応じた対応はできたかなと思います。給水を取ることはできなかったのですが、冷静に塩熱サプリを摂り落ち着くことができました。ちなみに、10kmのレースということや、暑さも思っていたよりはなかったために、喉がカラカラになってしまうことはありませんでした。とはいえ、給水は前にも失敗したことがあってそれで精神的にくる部分があるので、こうしたミスは回避できるに越したことはないでしょう。
全体を通して、入賞こそすることはできましたが、内容として満足のいく結果とは言えません。 自己評価は、50点くらい。しかしながら、2021年度初戦で、長い距離で結果を出すための練習が始まった中で、満足はいかないものの、悪い結果ではなかったように思います。あ、走っている時は楽しかったです。モチベーションを上げるには良い機会でした✊
この後も、秋までは5000m〜10000m(10km)のスピードをつけるための練習を主に頑張るつもりですが、強い方々の力を借りて、虎視眈々と上を目指します。
最後までご覧いただきありがとうございました😊