2021年秋、いまだにコロナ禍で大会が中止になる中で開催をしていただきありがとうございました。
2021年11月7日に兵庫県加古川市のみなもロードで行われました、第1回まつかぜハーフマラソンのレポートです。11月の朝開催でしたが、暑さを感じる大会となりました。第1回の開催でしたが、事前の案内から当日の大会運営まで、素晴らしい運営でした。ペーサー付きの大会で記録を狙う人にオススメできる大会です。
kakogawa-matsukaze-running.jimdofree.com
コース特徴
加古川の陸連公認コースみなもロード(加古川マラソンで使用されるコース)の一部を使って行われました。ただ、工事の関係で公認コースの2km〜7kmを使って行われた形となります。つまり全長5km少しを2往復する形となります。
参考:https://web.pref.hyogo.lg.jp/ehk01/documents/000032050.pdf
行きが上り(と言っても10mに満たない程度)、帰りが下りとなっていました。給水は2箇所あり、スタートからコース全長が5km少しで、その真ん中にありました。
このレースに至るまで(背景)
2021年11月現在、筆者はフルマラソン2時間50分切りを目指してトレーニングに取り組んでいます。その中で12月に奈良マラソンに出場する予定なのですが、その力試しとして、約1ヶ月前のこの大会を選びました。
10/23に5000mTT(アマガサキタイムトライアル)に出場し、17'12"のPBを出し、その後も好調を維持できていた感覚がありました。
装備
- ウェア(上):シングレット adidas
- ウェア(下):コンプレッションタイツ(2XU)
- キャップ:Mizuno
- ソックス:コンプレッションソックス(2XU)
- シューズ:adidas adizero adios Pro 2
今回はとくに、マラソンで使うシューズの感触を確認したい目的がありました。そこで大本命のadios Pro 2を用いました。
レース前の記録と目標
7月にトラックで1500m 4'45"、10月にトラックで5000m 17'12"を出したこともあり、概算で80分切りを目標にしていました。さらに今回は3'45"で走ってくださるペーサーの方がおられたので、それについていこうと思い、目標を79分前半としていました。今回ハーフのペーサーの方で3'45"、4'00"、4'30"の方がおられ、大変記録を意識した大会だなと感じました。
レース前
前日は仕事の関係で寝るのが遅くなってしまいましたが、6時間睡眠は確保。
5時半には起床し、9時スタートだったので、当日は6時にパンを食べて、30分前にアミノバイタルのスーパースポーツと足攣り防止のためのMag-on(顆粒タイプ)を摂取しました。軽く1kmほどjogと流しをして備えます。調子は大変よく、ここ1ヶ月で一番体調よかったんじゃないかと思うくらいでした。
スタート直前にフォロワーさんにお会いし、少し元気がでたところでスタートしました。
レース
当日の天候は快晴、気温は18℃ほど。2往復のコースでしたが、行きが向かい風、帰りが追い風となっていました。
予定通り3'45"のペーサーさんについていきます。最初は少し速いかなと思いつつ、とりあえずついていこうと思い、後ろにつけます。
〜5km(3’39”-3’44”-3’46”-3'44"-3'45") 18'37"
前に取り付くまでに時間がかかりました。集団は10人くらいでしょうか。レベル高い人たちが集まっているんだなと思いながら、後方につけます。というよりも少し離れた位置。ペースに慣れるまでにペースキープをと思っていたら、3kmほどで追いつきました。
行きが向かい風なので、できるだけ前に壁を作っておこうと思い、利用させてもらいました。ここまでは計画どおり。
5km〜10km(3'46"-3'42"-3'45"-3'49"-3'53") 37'23"(18'46")
折り返しで少しペースが落ちましたが、次の6km〜7kmのところでバッチリ戻し、というのは想定内、ここまで順調に走ることができていたのですが、8kmいくかいかないかのところでトラブルが発生しました。端的に書くと、めまいがし始め視界が歪む感覚に陥りました。また、頭が頭痛ではないのですが、キーンというような感覚に襲われ、気になり始めました。
多分気のせいと思ってなんとか後ろに着こうとしましたが、今度は吐き気が襲ってきました。こうなってくると走りに集中できなくなってきます。脚には全く問題がない、しかし給水がしばらくない、体が動かすのと吐き気が増す、なんとかしないとそんな状態になってきました。ほんの数分の出来事だったと思うのですが、それが数十分も続いているような感覚でした。
そうこうしているうちに1往復目が終わり、折り返しというところまで来たのですが、この時点で3'45"の集団からは10秒ほど離されたでしょうか。そこから挽回するのは厳しいかなと思い、人に迷惑をかける前に潔くやめようと思い、DNFを選択しました。
ということで、今回はハーフマラソンなのに40分足らずでレースが終わりました。
第1回まつかぜハーフマラソン
— Yuki. (Next:奈良マラソン) (@marathon_yuki) 2021年11月7日
10.5km DNF 18℃
めまいと吐き気が止まらなくなり、1往復したところで止めにしました。朝は体調◎で、良いリズムで走れていただけに、少し落ち込んでいます。マラソンは難しいですね。
とはいえ収穫もあったので、気持ちを切り替えて明日からまた頑張りたいと思います! pic.twitter.com/G3pe4H73uF
レースの様子を見ていましたが、暑さはあれど、皆さん好結果を残している印象。そんな中でDNFかぁと項垂れながら回復を待ちました。少し動けるようになったので、手持ちのOS-1を飲み、軽くダウンjogだけし、フォローさんのゴールを見届けから会場を後にしました。
帰宅後、頭がボーッとするので、とりあえず大人しくして、昼寝をし回復しました。回復してから悔しさがこみ上げてきましたが、Twitterにいただいたコメントに返信したり、夜にjogをしたらすんなり現実を受け入れて次に進もうと前向きな気持ちになれました。
全体の内省
今回はリタイアしてしまいましたが、自分なりに思い返してみると、練習はできていたものの、この1週間がいろいろと忙しかったのが良くなかったように思います。帰省をしていたのですが、そこでは家庭の事情やランニングだけでなく、突発的に仕事が入ったりして、追い込まざるを得ない場面がありました。その影響があってご飯をスキップする日があり、1週間を見てみると、体重増減が激しくなりました。普段は51kgあるかないかくらいなのですが、48kg台まで体重が落ちた日も。そうした中で、今回のハーフマラソンの週の11/3は下腹部の調子が悪く途中でやめてしまったこともありました。思えば1週間の線で見たときに、当日の体調はよいと思っていても、実はそうではなかったという可能性があります。生活の中で体調に変調をもたらすファクターがあったことは否めません。念のために書いておくと、コロナ対策で体調管理シートの事前提出を行ったのですが、その中の項目には全て該当していません。ただ、何がダメだったのかは、やはりとりあえず書いてみましたが確たるものはよくわかりません。
暑さについては、18℃ほどで発汗が多かったのですが、決して条件が悪かったわけではありません。これくらいの気温の大会は普通にあるので、言い訳にすぎません。思えば自分自身、暑さを感じる時間帯に走ることがここ最近ほぼありませんでした。PBを出した記録会も夜で、その時はPBを出す条件が揃っていたことを思い出しました。最近この暑さに対する耐性が低下していたのはあるかもしれません。もう少し安全運転でしたら結果は変わっていたかもしれませんが、自分を過大評価していたのだと反省しています。
ただ、収穫もありました。まず、練習の方向性として間違ってはいないと感じました。ふらつきが出るまでの8kmほどは一定のペースでそれなりに余裕を持って走れていました。またレース前には、余裕を持って3'45"の10kmのペースランニングをこなせていましたし、今後もQ(ポイント)練習としては、今の練習を継続しながら、マラソンに向けたロング走の強化を図っていきたいと思いました。また、今回adios Pro 2を使っての実走だったのですが、NikeのVaporfly Next%よりも安定して走ることができました。次のマラソンではやっぱりこの子かなという感触を得ることができたのですが、そういったことを確かめられたことに今回出場した意味があったなと感じました。フルマラソンになると感触は変わるでしょうが、その時はその時です😇
以上、結果としては残念でしたが、大会全体的にはガチ感はありながら、アットホームな雰囲気で楽しむことができました。まつかぜハーフマラソンは第2回が2022年3月13日(日)開催とのことですが、一つの恒例イベントとして根付いていくと良いなと願っています!ありがとうございました。